「オープン・シェアリング」により企業の科学研究機器を「盆栽」から「風景」へと変身させる――紫竹商会が『紫竹国家ハイテク産業開発区企業実験室シェアリングサービスハンドブック』発表会を開催
2024-11-08 12

科学研究機器設備は科学技術革新の必要条件であり、新質生産力の育成と発展に繋がる重要なツールです。紫竹ハイテク産業開発区の企業に向ける科学研究機器のオープン・シェアリングを推進、企業による機器・設備の重複購入を軽減するため、2024年11月6日午後、紫竹商会は中国農業科学院上海獣医研究所で『薈聚紫竹』2024年度第4期イベント並びに『紫竹国家ハイテク産業開発区企業実験室シェアリングサービスハンドブック』(2024年版)(以下「ハンドブック」と略称する)発表会を開催しました。

紫竹商会副秘書長の魏懿曄、中国農業科学院上海獣医研究所副所長の張礼生、紫竹創業孵化器と紫竹創業投資会社の責任者など30社余りの企業代表者と報道メディア計40人余りがイベントに参加しました。

贈呈式では、魏副秘書長はコカ・コーラ、ボルグワーナー、中広核、国核自儀、商飛客服、航空工業中国航空無線電電子研究所、電気風電、上海獣医研究所、ExxonMobil、東レ、至純科技、申聯生物など30社余りの企業に『ハンドブック』を贈呈しました。

贈呈を受けた企業の代表である上海獣医研究所副所長の張礼生は、中国農業科学院上海獣医研究所の沿革と同所の大型科学研究機器設備の管理、運用、対外シェアリング経験を紹介、ハイテク産業開発区の企業と共同で高価な機器設備のシェアリングを推進、ハイテク開発区のテクノロジー革新に貢献したい意思を示しました。

電計科技研究開発(上海)株式会社総経理の趙億は紫竹ハイテク開発区における同社の発展状況と会社の基幹事業である燃料自動車と新エネ自動車デバイスと部品のテスト、検査業務を紹介しました。専門の検査会社である同社は検査設備が多く、紫竹商会による構築の実験室共有プラットフォームを介してより多くの企業に電計科技の事業を理解してもらい、すでにハイテク開発区にある複数の企業と事業協力を展開しています。

Abiochemバイオテクノロジー(グループ)株式会社品質分析技術センター長の張含智は同社設立初期に紫竹ハイテク開発区機器設備共有プラットフォームを通じて他社機器設備を使って多くの試験を遂行し、貴重な資金を節約して事業発展に活用したことを紹介しました。現在、同社は既に大手企業として成長し、多くの生産拠点を建設、大量の機器設備を購入しており、自社機器設備を他社にシェアリングし、ベンチャー企業の成長を支援したい意向を示しました。

贈呈式の後、企業代表の皆様は上海獣医研究所実験室を見学、同所の大型、精密、ハイエンドの試験機器設備を近距離で見学、実験室の責任者と検査業界の発展動向を検討、交流の中で理解と協力を深めました。

2012年、紫竹商会は「共同づくり、シェアリング」の理念を基に、会員企業試験(機器)設備資源共有プラットフォームクラブを設立、『紫竹国家ハイテク産業開発区企業試験(機器)設備シェアリングサービスハンドブック』、『紫竹国家ハイテク産業開発区企業実験室シェアリングサービスハンドブック』を発行、後続で『ハンドブック』に数回改訂を加え、各社が持つ様々な自社機器設備資源のシェアリング化を促し、機器を使用するニーズのある企業が「見つかる」ようにし、遊休科学研究機器を「多忙」にすることで、企業の科学研究機器の利用率、共有率を大幅に向上させ、企業のコストダウン、負担軽減、効率向上に向け確実に支援します。

テクノロジーの発展に伴い、ハイテク開発区の企業が最新の実験室資源を簡単に見つけ、企業の試験、テストなどの需要を満たし、ハイテク開発区企業の科学研究機器のシェアリング「友人輪」を拡大するために、2024年10月、紫竹商会はハイテク開発区にある企業が持つ既存の実験室資源を調査してまとめ、企業計14社の実験室資源を集計し、そのうち国家級8社、市級2社、企業級4社から、シェアリング試験(機器)設備339台を提供してもらいました。商会は収集した情報に基づき『紫竹国家ハイテク産業開発区企業実験室シェアリングサービスハンドブック』(2024年版)を作成、収録した企業実験室、機器設備の数と価値、関わる分野、技術性能などはいずれも過去最高でした。

『ハンドブック』は中小企業と「双創」企業をはじめとしてハイテク開発区のテクノロジー企業に配布され、企業の科学研究資源を効果的に統合し、企業の革新チェーン、産業チェーン、資金チェーン、人材チェーンの深度ある融合を推進、企業の科学研究資源賦存量を活用、科学研究資源の配置を最適化、科学研究資源のサービス潜在能力を解放、科学研究機器を多忙にし、革新成果を「涌き出し」、ハイテク開発区の新質生産力に新たな原動力を注ぎ込み、上海南部テクノロジー・イノベーション・センターの整備によりよく寄与します。