マイクロソフト社、上海紫竹国家ハイテクパークに「微軟開放技術(上海)有限会社」設立
2014-01-20 551

2014年1月16日、マイクロソフト社は、上海紫竹国家ハイテクパークに「微軟開放技術(上海)有限会社」(以下、新会社と略す)を正式に発足させた。新会社は米国マイクロソフト本社の全額出資子会社で、同社が中国において、「微軟中国」に続いて投資した2社目の独立法人子会社となり、世界中において、自前技術と他者技術の融合に取り組む「ブリッジ型会社」という、2社目の子会社ともなる。

新会社は、オープンソースとオープンスタンダードの分野において豊富な経験を持つエンジニア、オープンスタンダードの専門家および技術普及チームを配備し、相互運用性、オープンスタンダードおよびオープンソース領域に注力することより、マイクロソフト社独自の開発プロセスと同社「サービスと設備」戦略に基づくオープン技術イノベーションの間の連動を強化させる。新会社はより多くのオープンソース技術を持つコミュニティと連携を取り、中国の現地のパートナーを作る上、彼らが持つ技術を世界に通用するよう協力する。

新会社は、より高い迅速性と柔軟性をもちながら、スタンダードを知るチームの編成、スタンダード制定組織との連携、完全に中国本土で開発されたオープンソース技術の発掘、マイクロソフト社製品との相互運用性及びスタンダードへの注力、オープンソースコミュニティへの返報及びオープンソースソフトウェアのWindows Azureプラットフォームでの運用支援など様々の面において、現地顧客に異なるIT環境でもスムーズにシステムを運用できる、より多くの良い選択肢とチャンスを提供する。

「中国はマイクロソフトの戦略センターであります。過去数年間、マイクロソフトは中国での研究開発に著しく投資を拡大しました。我々は、グローバル製品の開発に取り組むと同時に、中国のお客様、パートナー及び政府のニーズを満足させるようにしております。新会社の設立は、お客様と開発者の皆様にもっと多くの選択肢を提供するとともに、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、モビリティとソーシャル時代のビジネス、政府や消費者にもより多くの技術イノベーションをもたらしております」と、マイクロソフト社のグローバルシニア副総裁、同社アジア太平洋地域研究開発グループの主席を務める張亜勤博士はこう言う。

マイクロソフト社のバルマー総裁が2013年、「クラウド上の大データ」計画を創設されて以来、紫竹国家ハイテクゾーンにある同社のサーバー&ツール部門がますます重要視されている。今回の微軟開放技術(上海)有限会社の設立はもとより、マイクロソフト社の中国に対する投資拡大や、「クラウド+ビッグデータ」との事業がより一層進むにつれ、紫竹国家ハイテクゾーンにて同社が、更なる輝かしい未来を切り拓くことは間違いはない。