中独経済貿易協力を深め、技術変革の新機軸を創出

AI(人工知能)による産業のモデルチェンジ・グレードアップに対する助力
会議では、VDMA上海首席代表の柳智賢氏が司会を務め、開幕挨拶で「『第2回未来志向:ドイツ機械設備製造業連合会(VDMA)業界大会』が将来、中国製機械や中国で開発された工学ソリューションをプロモーションするプラットフォームであり、毎年、我々はその年の製造業ニーズに合ったテーマを入念に厳選し、今年、我々は人工知能とその生産分野への影響に焦点を当てることにしています」と紹介しました。
上海市閔行区委員会常務委員、副区長の趙亮氏は各地からお越しになった来場者の皆様に対する歓迎の意を表した上で、「今回の大会はVDMAと閔行区が協力交流を深め、共に発展推進を図る盛会であり、閔行区は産業基盤が充実かつ豊かで、外資系企業の主な投資対象地域であると共に、対外貿易を高質な成長発展に導く沃地でもあり、より多くの優秀なドイツ系企業が閔行区を理解し、閔行区を選ぶことを望んでいます」と述べました。
紫竹ハイテク産業開発区の産業誘致ディレクターの任曼氏は、大会実務運営機関を代表して、「非凡な地、理想のシティー」をテーマにハイテク産業開発区の建設と発展状況をこう紹介しました。紫竹ハイテク開発区は「南上海ハイテク製造地帯」に輝く明珠であり、地理的優位性に優れ、上海交通大学と華東師範大学が位置し、世界的に有名な企業が林立、エコ型シティー、テクノロジーのシティーであり、上海が世界的な影響力を持つテクノロジー革新センターを整備する重要なキャリア区でもあり、テクノロジー革新の分野で先駆力としての役割を担っています。
在上海ドイツ連邦共和国総領事館総領事代行の盧永勝氏は挨拶で、今回大会の意義が深く、双方間で展開する経済貿易協力、テクノロジー産業技術アップグレードの探索と応用に対する深度ある実践であり、大会の円満な成功を祈る旨を述べました。
元駐中国ドイツ大使兼中独友好協会会長の史明徳氏は中独政治経済交流の新情報を共有、工業変革への推進において人工知能が果たしている重要な役割を強調した上で、今回大会に対する期待と支援の意を表明しました。
蘇州シルクロード製造技術サービス有限公司総経理の百霊均博士は、『製造業における次世代AIの応用による生産力向上』をテーマに、現在、産業分野におけるAI技術の実用化とその事例について情報共有しました。
製造業におけるAI技術の応用は従来型生産モデルを変えつつあります。Microsoft(中国)エコパートナー事業部華東区総経理の顧晗氏は、『マイクロソフトAI能力の洞察と応用化』をテーマにした講演を行い、企業の生産性と品質向上においてAI技術による製造業への賦活の見通しを展望しました。
シーメンス・デジタル工業ソフトウェア会社デジタル製造部門の事業開発高級ディレクターの郭心博士は、シーメンスの生産におけるAI技術の応用を通じ、「ソフトウェア定義エンジニアリング設計——非標準自動化設備」の内包を解読しました。
ruhlamat自動化技術(蘇州)会社の最高技術責任者であるFlorian Weihard氏は、ソフトウェア定義エンジニアリングによってFA(ファクトリーオートメーション)設計のデジタル知能化を実現するアプローチを述べ、実例を介してFA設計におけるソフトウェアの応用効果を示しました。
インテル(中国)有限公司のシニアアーキテクチャマネージャーである李世奇氏は、「ソフトウェア定義ベースの産業自動化システム」をテーマにした講演を行い、ソフトウェア定義を通じた産業自動化システムのアップグレードと最適化の実現に繋がる方法を紹介しました。彼はソフトウェア定義ベースの産業自動化システムが将来、製造業の重要なトレンドになる見込みを強調しました。
ESTUN自動化株式会社技術副社長の張禹博士は、「第四次産業革命をリードするAI大規模言語モデル」をテーマにした講演を行い、第四次産業革命においてAI大規模言語モデルが果たす推進役を深く分析、AI大規模言語モデルに関するESTUNの研究成果と応用実践を紹介、貴重な参照例を提供しました。
その後に続く円卓会議では会議の雰囲気を新たな最高潮に押し上げました。列席者の皆様はモデルチェンジ・グレードアップにおいてAI技術が直面するチャンスと試練について深く交流・検討を行い、世界におけるAI監督管理の現状と健全な監督管理体系の確立必要性と重要性を簡明に分析しました。テクノロジー革命と産業革命をリードする戦略的技術となるAI新技術が現在、世界的なテクノロジー革新の焦点として浮上し、共に製造業大国である中独両国は、広範な協力の見通しと強力な協力の潜在力を持っているという認識を満場一致で確認しました。
協力を深め 共通認識を強化
一つ特筆に値するのは、今回会議は直近、中独両国首脳会談で経済貿易協力を深め、技術交流を強化する共通認識を結んだ好時期に開催されました。ドイツ機械設備製造業連合会(VDMA)による今回会議の開催は、そういう中独両国間の共通認識への積極的な呼応と具体的な実践であり、両国の経済貿易協力に新たな活力を注いでいます。ドイツひいてはヨーロッパ最大の産業協会及びドイツ製造業の代表的な組織であるVDMA協会は、35の業界協会から構成され、会員企業が3600社を超え、製造業の高質な発展をリードしています。
同時に、紫竹ハイテク産業開発区は一貫して、グローバル戦略に向けた新興とハイエンド産業に位置づけ、数多くの多国籍企業の研究開発本部とハイエンド知的製造企業を誘致してきました。ヨーロッパは紫竹ハイテク開発区が展開している産業誘致活動における重点方向の一つであり、ドイツには特にハイエンド機械設備製造業を筆頭に、多くの優秀な有名企業とステルスチャンピオン企業があります。現在、ハイテク開発区に入居した企業7399社のうち、外資系企業は507社で、外資導入総額94.40億ドル、登録資本金70.40億ドル、契約ベース外資導入額61.98億ドルであり、強力な新質生産力を特徴とした産業クラスターを形成しています。同時に、ハイテク開発区は上海交通大学、華東師範大学という2校と世界をつなぐ産学研集積区を形成、豊富な人材、知力、研究開発、教育力、産業などの資源に富み、ハイエンド製造業の好循環構築、社会に対するより大きな生産額とより多くの雇用機会の創出に向けた強固な基礎を築いています。ハイテク開発区は今回VDMA協会との協力を通じ、ドイツひいてはヨーロッパのより多くの企業に紫竹ハイテク開発区に注目して頂き、紫竹を選び、共に発展推進を図ることを楽しみにしています。
会議では、多くの専門家学者と企業経営幹部による製造業におけるAI応用の最新の研究成果と実践経験に関する情報共有により、AIが製造業のモデルチェンジ・グレードアップを推進する重要な力であり、世界の製造業を知能化、デジタル化の発展方向に導く役割を実証しました。将来、AI技術の進化と完備化に伴い、製造業における応用の見通しは更に拡がっていくことが信じられます。
将来が既に到来しており、紫竹ハイテク産業開発区におけるVDMA業界大会の成功裏な開催は、紫竹ハイテク開発区が知的製造に焦点を当て、新質生産力を発展させる貴重なチャンスを創り出し、閔行区が『製造業による区のまちづくり、サービスによる区の実力強化」の方針を貫く有力な体現です。今回の大会は、製造業分野におけるAI技術の応用と発展に新構想と新思案を提供しただけでなく、中独両国の経済貿易協力と技術交流に新しい機会とプラットフォームを提供しています。今年は中国とドイツの国交樹立52周年を迎えると共に、中独全面的な戦略パートナーシップ樹立10周年にあたり、中独両国による共同努力の下、中独企業間の互恵・協力は二国間貿易の成長を一層促進、技術革新と産業グレードアップを加速、両国経済のサステナビリティ発展に強大な原動力を注入することが期待できます。