米サンティアゴ郡と紫竹国家ハイテクパークの産業提携フォーラムが順調に開催
2014-04-22 575

2014年4月21日午後、米国サンティアゴ郡と紫竹国家ハイテクパーク(紫竹)の産業提携フォーラムが、紫竹区内にある紫竹デジタルハブ1号ビルの会議センターで開催された。今回のフォーラムは、「産業生態と都市建設」をテーマに、上海市閔行区人民政府、米国サンティアゴ郡、紫竹国家ハイテクパークが主催とし、上海交通大学と華東師範大学が特別支援として行われた。閔行区の区長である赵祝平さん、米国・サンティアゴ郡郡长であるロ・ロバーツさん、サンティアゴ地区の商会会長兼CEOのジェリー・ソーンダースさん、華東師範大学副学長の郭为祿さん、紫竹の代表取締役社長沈雯さん、閔行区人民政府関係部室の指導者、米国サンティアゴ郡の関係役人、専門大学の専門家、企業家代表達がこのフォーラムに出席した。フォーラムは、各界の関連機構、ハイテクパーク内の企業、上海交通大学、華東師範大学の教師や学生達および社会各界の注目を集め、400人弱が参加した。

フォーラムは、閔行区、特に区域内の紫竹国家ハイテクパークと米国サンティアゴ郡が、経済、貿易、科学技術、文化などの面での交流と協力、産業連携の強化、両地の経済発展を促進することを目指す。交流プラットフォームを構築することより、相手の良い経験を参考に、「革新を駆動力に、産業のグレードアップ、科学的発展を促す」との理念に基づき、米国サンティアゴ郡と紫竹の産業発展や地域開発における優位性を十分に拡大すると同時にに、イノベーションによる牽引機能や発散効果を活かし、双方の経済、産業、環境、都市の調和共存に力を合わせる。

「産業生態と都市建設」の中心テーマをめぐり、両国の政府官僚、専門家、学者、企業家の視野で、マクロ経済、産業のモデルチェーンジ、産業チェーンの形成乃至産業生態の育成など、様々な角度からテーマを解釈され、双方が都市の産業発展や都市建設において取得した実績と経験をシェアしながら、これから双方一層の発展に基礎を打ち立てた。また、産業計画、産業経営、産業発展など多くの面から皆さんに、産業生態づくりが都市建設や都市の経済発展に重要な役割を果たすことから、いかに都市に持続可能な発展という難題を解けるかへの考えを思わせる;さらに、都市化が進行する途中、産業計画、産業構造の調整、産業と都市の融合をどのように実施し、産業と都市が依存し合う、支え合う基盤での持続的健康な発展を果たせるか、深く考えされる。

閔行区の区長赵祝平さんは、米サンティアゴ郡代表団のメンバーに歓迎の意を示し、「閔行区の経済、産業の発展や未来への思考」というテーマで講演を行い、閔行区の経済発展や産業発展の配置戦略について努力とその実績を詳しく説明した上、未来の産業と都市建設に対する構想を紹介した。

米サンティアゴ郡の郡长、ロ・ロバーツさんが、「カリフォルニア州サンディエゴ郡の気候と行動計画」テーマでの講演をした。アメリカ初の「全国気候と行動計画」に従い、カリフォルニア州サンディエゴ郡が温室効果ガスの排出削減を強化し、再生エネルギーの発展を推し進める努力について紹介した。

華東師範大学人文地理学部の教授、博士課程指導教官、教育部の都市戦略研究基地主任、都市及び区域科学学院の院長を務める杜德斌さんが、「イノベーションはどこに」をテーマに、都市発展のアンバランスに対するイノベーションの役割、イノベーションに影響を与える要因とイノベーションに必要な要素などを述べた。

サンティアゴ地区の商会会長兼CEO(サンティアゴ前市長)のジェリー・ソーンダースさんが、商業発展をはじめ、サンティアゴの商業概況や商業発展における商工会議所の役割などについて紹介した。

上海交通大学・先端産業技術研究院の副院長である陶宏誌さんが、「科学技術の革新と地域経済の発展」をテーマとしての講演で、企業、産業のグレードアップ、地域経済の促進に対する科学技術革新の重要な役割、さらに科学技術革新とその成果の産業化、産学研連携の面で地域経済促進における大学の影響について討議した。

カリフォルニア大学サンディエゴ医学院の臨時院長(臨床事務)、暫定CEO(学院実踐)のローレンス・フリードマンさんは、カリフォルニア大学サンディエゴ校とそれが米医療改革に果たした役割を切り口に、アメリカの家庭及びコミュニティ保障、遠隔医療や公衆サービスなど、完備な健康産業チェーンの現状と産業ビジョンを紹介した。目下、アメリカで高度に進んだ健康産業チェーンが、多数の産業に影響を与え、社会全体の経済成長に拍車をかけた。

円卓会議の段階で、アメリカサンティアゴ代表団のメンバー、大学の専門学者及び紫竹の企業家達は、「産業生態と都市建設」の関連話題について活発な議論をして。

中国はすでに、都市型社会を主体とする時代に突入している。当面、都市の数が増える課題だけでなく、経済、社会、生態環境などの面で、整備の質が高くない、都市発展が持続不可能であることなど、厳しい挑戦に直面している。

紫竹国家ハイテクパークは当面、国レベルのハイテクパークの中で唯一、政府・企業・大学が共同で投資し、市場化運営する新型のハイテクパークであり、混合所有制企業の市場優位性をもっている。これが故に、紫竹は、産業計画や産業導入の展望性、経済発展に大きな市場潜在力、産学研一体化に豊富な資源を持ち、都市建設の青写真の描きや産業と都市の融合に計り知れないほどの役割を果たせるであろう。総じて、紫竹は、紫竹らしい方式で未来都市発展の可能性を探ることになる。